2月22日(水)に、芦屋市にある文化施設「ルネサンス クラシックス芦屋ルナ・ホール」にて『芦屋×フランク・ロイド・ライト “建築と音楽”』と題した文化イベントが開催され、当館の維持保全に長く携わってくださっている神戸大学の足立裕司名誉教授と兵庫県立大学の水上優教授が講演されました。
第一部では、ピアニストの宮本貴奈さんが「ライトが生きた時代のアメリカ音楽」等を演奏され、水上先生は「映画の中のライト建築」というテーマで、映画のシーンで使用されたグッゲンハイム美術館やエニス邸等を水上先生ならではの観点でとても面白可笑しくお話してくださいました。
第二部では、安井建築設計事務所の佐野吉彦代表取締役社長が「芦屋川と建築」というテーマで芦屋のさまざまな建築を紹介され、足立先生は「旧山邑家住宅の今-私とこの邸宅の関わり-」というテーマで、当館の保存修理工事の歴史や意義について、先人たちの努力や思い等を交えて大変興味深いお話をしてくださり、最後に当館に課せられた今後の課題を提起されて講演を終えられました。
フランク・ロイド・ライトの建築的魅力をさらに引き出してくださる素敵な音楽と、
とても楽しく勉強になるお話を聞かせていただき、みなさまありがとうございました。