【ブログ】生け込みのご紹介By yodokogeihinkan / 2024年2月13日 今年も2月10日(土)より「2024年 雛人形展」を開催しています。 雛人形展ということもあり、華やかさと気品を感じさせてくれる花で館内を彩ってみました。ご来館の際は、百余年の歳月を超えた美しさを持つ人形と色鮮やかなお花をお楽しみください。 1階受付黒モジ、シンビジューム、ラナンキュラス、スイートピー、ベロニカ、トルコキキョウ、ドラセナ 〔ピンク〜白の花を数種組み合わせ、春を感じるふんわり可愛いイメージに仕上げました〕 2階受付上階段(階段踊り場)キバデマリ、ドラセナ、カランコエ、ダリア、グズマニア 〔黄緑の新芽が美しいキバデマリは漢字で「黄葉手毬」春には丸くて白い花が咲きます。真っ赤なダリアのインパクトに負けないようにドラセナでボリュームを加え、釣鐘のような花のカランコエと黄色のグズマニアを組み合わせました。〕 2階応接室デルフィニウム、スカビオサ、スギの葉 〔青紫のデルフィニウムに、淡墨ピンクのスカビオサを組み合わせて、とても柔らかい雰囲気の仕上がりになりました。〕 2階応接室ラナンキュラス、アゲラダム、丹頂アリウム、ドラセナ 〔オレンジのラナンキュラスと紫のアゲラダムで色を対比させ、茎の曲線が楽しい丹頂アリウムで動きを出しました。〕 3階和室 花嫁人形横桐、シンビジューム、菊(マグナム)、トルコキキョウ、ドラセナ 〔桐は4月頃に薄紫の花が咲きますが、生け花ではつぼみの形状が特徴的なので好まれ、この時期の枝物として使われます。マグナムと名前が付いた大輪の白菊に、シンビジュームとトルコキキョウのピンクを組み合わせ、美しく気品のある花嫁人形のイメージで仕上げました。〕 3階和室 花観人形横ミツマタ、エビデンドラム、菊(ピンポンマム)、青モジ 〔白い花がとんでいるように見えるミツマタは枝が三つに分枝しているのが「三又」の名前の由来です。オレンジの花がエピデンドラムで蘭の仲間です。丸いオレンジとイエローの花の組み合わせが、花観人形の緑毛氈(もうせん)との色の対比で雪洞の灯りのように見えますね。〕 4階食堂ユキヤナギ、トルコキキョウ、アストランチア 〔雪柳、トルコキキョウ、アストランチアをすべて白で統一。大小の花器に株分けし生け込みました。〕 4階食堂ミモザ、アリウムコアニー 〔イエローの粒々の花が可愛いミモザのファンの方も多いと思います。すぐにドライになってしまいますが、ドライになっても大切に長く飾っています。今回は白のアリウムコアニーを組み合わせ盛花にしてみました。〕